四ヶ町商店街を歩くと、旧イオン佐世保店が地域住民、とりわけシニア層や車を持たない世帯にとっていかに不可欠なインフラであったかが痛感されます。現地を歩く買い物客や周辺商店主からは、切実な声が数多く聞かれます。
「大塔のイオンは車がないと行けない。島瀬のイオンがなくなってから、日々の生鮮食品を四ヶ町商店街の個人店や遠くのスーパーまで買いに行くのが本当に大変になった」(70代・近隣在住女性)
「若い世代は休日に車で鳥栖のアウトレットや福岡のイオンモール筑紫野まで足を伸ばしている。佐世保市内に1日遊べるエンタメ併設のモールがないから、休日の消費が市外に逃げてしまっているのは悔しい」(30代・子育て世代男性)
四ヶ町商店街のアーケードは全長約1キロメートルにおよび、日本一の直線アーケード街として高い集客力を誇ってきました。しかし、その核店舗であったイオン佐世保店が姿を消したことで、アーケード中程の島瀬エリアにおける歩行者通行量は閉店前に比べて大きく落ち込みました。地元商店街組合の関係者も「早期に新しい商業ビルが稼働し、再び日常的な買い物動線が戻ってこなければ、中心部の空洞化が加速しかねない」と焦燥感をにじませています。