レジを通すまで価値を持たない「POSAカード」の技術基盤は、セキュリティ向上のみならず、現代のフィンテック業界における販売流通の骨格へと進化を遂げた。かつて現金購入が原則だったこの領域も、いまや各種電子マネーやスマホ決済を通じた多様なアプローチが可能となり、ユーザーの選択肢は一気に広がりを見せている。
なかでも国内流通を網羅する大手チェーン、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3社は、それぞれ異なる顧客囲い込み戦略を提示している。電子マネーのチャージルートを工夫する手法やアプリでの特定日還元、さらには各種ポイント還元プログラムの組み合わせによって、単なる金券購入を「実質割引でのデジタルコンテンツ購入」へ変換するテクニックが常識化している。キャッシュレス決済の利用動向を見ても、店頭での還元体験がリピーター獲得の引き金となっている事実は明白だ。