高知競輪の魅力と難しさは、日中のグレードレースと夜間のミッドナイト競輪で全く異なる顔を見せる点にあります。
毎年春に開催される開設記念競走「よさこい賞争覇戦(G3)」では、全国屈指のトップレーサーが集結します。9車立てで行われる記念レースでは、ラインの厚みと主導権争いが熾烈を極めます。特に準決勝・決勝戦のレベルになると、各地区の先行選手が意地をぶつけ合ってハイペースを刻むため、最終的に勝負を決めるのは「ライン3番手からの強襲」や「単騎勢の鋭い位置取り」となり、3連単数十万円規模の超高額配当が飛び出すケースも珍しくありません。
一方で、近年の売り上げを牽引しているのが「高知競輪 ミッドナイト」です。無観客の7車立てで実施されるミッドナイト戦では、周回数が日中より短いレース設定(1周500m×3周=1,500m等)が採用されることが多く、展開が一転して「主導権を奪った自力選手の逃げ粘り」が決まりやすくなる時間帯があります。冷え込みによる空気密度の変化で重くなった走路コンディションを読み解くことが、夜間レース攻略の絶対条件となります。