落語家・立川志の輔の存在なくして、この番組の圧倒的な熱量は語れない。スタジオに並ぶ特大模型やユニークなフリップ、そしてゲストが頭を抱える難問の数々。志の輔は持ち前の語り口で、難解な医学や生化学のメカニズムを、まるで落語のまくらのように軽やかに解きほぐしてみせた。「えっ、本当!?」と思わず前のめりにさせる絶妙な間合いは、まさに職人芸の極みだった。
1995年のスタート以来、番組が提示し続けたのは単なる正解ではない。「良かれと思って続けていた健康法が、実は逆効果だった」という思い込みの罠を暴くドラマだ。志の輔の鋭いツッコミと温かな眼差しが、視聴者が抱くショックを「なるほど!」という納得と安堵へと変えていった。