かつては分厚い手引きをめくりながら電卓を叩く作業だった確定申告や税額確認も、デジタル化の波によって劇的な変貌を遂げた。国税庁が提供する「e-Tax」と「マイナポータル」の連携は、会社員にとってもはや無縁のツールではない。
マイナポータルと連携させれば、医療費通知情報、ふるさと納税の寄附金受領証明書、生命保険料控除証明書、さらには住宅ローン年末残高証明書などのデータが自動で取得され、申告書へ一括で自動入力される。これにより、手書きの転記ミスや添付書類の紛失といったトラブルは激減した。
年末調整で控除の申請を忘れてしまった項目があっても、年明けにスマートフォンからe-Taxを使って還付申告を行えば、数週間で払いすぎた税金が指定口座へ戻ってくる。税金の仕組みを理解している人にとって、テクノロジーは手取りを取り戻す強力な武器となっている。