私生活での苦悩や変化は、劇的なまでに彼女の演技に深みを与えた。映画『紙の月』(2014年)では、平凡な主婦が欲望の深みへと堕ちていく心理を繊細かつ凄絶に演じきり、日本アカデミー賞協会をはじめ数々の映画賞で主演女優賞を総なめにした。さらに『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)では、余命宣告を受けながらも家族に深い愛を注ぐ母親役を圧倒的な熱量で体現した。
近年ではNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での力強い演技も記憶に新しい。過去の名作群から最新の話題作まで、現在はNetflixやNHKオンデマンドをはじめとするストリーミングプラットフォームでも広く配信されており、世代や国境を超えて多くの視聴者を魅了し続けている。