だが、輝かしい劇的効果の裏には相応のリスクと注意点が潜んでいる。投与初期に高い確率で現れるのが、吐き気、下痢、便秘、腹部不快感などの消化器系症状だ。急激な減量に伴って骨格筋量が低下し、基礎代謝が落ちる危険性や、投与を急にやめた際のリバウンド問題も報告されている。
さらに見過ごせないのが、美容目的や自己判断による安易な適応外使用の広がりだ。厚生労働省や専門学会は、本来の糖尿病患者への適切な薬物供給を脅かす懸念や、不適正な自由診療での処方に伴う健康被害について厳重な注意喚起を行っている。必ず専門医の厳格な指導のもとで使用されるべき処方薬であることを忘れてはならない。