原作最終章において、ファンの熱視線を集めたのが「木兎と赤葦の進路」です。高校時代、精神的な浮き沈み(いわゆるショボくれモード)を抱えながらも全国屈指のスパイカーだった木兎光太郎 現在の姿は、驚くべき進化を遂げていました。
木兎は高校卒業後、VリーグDivision 1の強豪「MSBYブラックジャッカル」へ加入。日向翔陽や宮侑、佐久早聖臣とともにプレーし、高校時代のムラっ気を完全に克服した「普通のスター」として覚醒を果たしました。2021年の東京五輪では日本代表として世界の舞台に立ち、その後は海外リーグへ移籍するなど、名実ともに世界トップクラスのアタッカーとして活躍しています。
一方、冷静な戦術眼でチームを牽引したセッター・赤葦京治 進路はバレーボールの競技継続ではなく、出版界への進出でした。文系名門大学を経て大手町出版に入社した赤葦は、『週刊少年ヴァップ』の編集部で漫画編集者として勤務。かつて烏野高校の絶対的エースとして名を馳せた「小さな巨人」こと宇内天満の担当編集を務めるという、ファン垂涎の運命的な巡り合わせを見せています。