近年、世界的爆発を見せる韓国ウェブトゥーンの表現技法は、アニメーションのフレーム構成や色使いにも大きな影響を与えている。コマ割りで培われた視点移動の美学が、アニメのカット割りに滑らかに流用されているのだ。
青臭い衝動と大人の諦解が交錯するビジュアルは、質の高い青春ドラマとしての品格を漂わせる。縦スクロールマンガ特有の緊張感ある間合いが、そのまま動画作品としてのリズムへと昇華されている点が面白い。
Web発のコンテンツが持つ自由な発想と、伝統的なドラマ作劇の融和が生み出した、極めて現代的な映像表現の到達点と言えるだろう。