街を歩くと、従来のシニア層やインバウンドに加え、10代から30代の若年層グループが目立って増えていることに気づかされる。その起爆剤となったのが、函館の街並みを舞台にして記録的大ヒットを記録した劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』だ。
駅前広場や市電の停留所は、作中の名シーンを追体験しようとするファンにとっての重要なゲートウェイとなった。トラベル&地域観光ガイドでも特設コーナーが組まれ、一過性のブームに終わらせないための回遊施策が次々と打ち出されている。ポップカルチャーが持つ圧倒的な集客力を、いかに持続的な街のファン獲得へ結びつけるか。駅前を起点とした観光動線の再設計が、着々と進められている。