キメラアントの頂点に君臨する王直属護衛軍は、ネフェルピトー、モントゥトゥユピー、そしてシャウアプフの3名で構成されています。この3者はそれぞれ異なる形で王への忠誠を示しましたが、プフのスタンスは他2名と明確に一線を画していました。
ピトーが王の意志に純粋に従い、ユピーが武人としての忠誠を深めていくのに対し、プフの思考は常に「種族の王としての理想像」に固定されていました。蝶の遺伝子を色濃く受け継いだ優雅な容貌と高い知性を誇り、護衛軍の実質的な司令塔として機能。しかしその内面は、自身の描く「冷徹にして絶対的な専制君主」としてのメルエムを渇望するあまり、王自身の個人的な感情や選択すら否定しようとする狂気を孕んでいたのです。