メジャーデビューを果たした2019年にわずか87試合の出場で27本塁打を放ち、満票でアメリカン・リーグ最優秀新人(新人王)に輝いたヨーダン・アルバレス。その衝撃的なデビューから年月が経った2026年現在も、その打棒には一切の衰えが見られません。
アルバレスの凄まじさは、単に本塁打を量産するだけでなく、通算打率3割近辺・出塁率4割前後・長打率.580超という、現代の投高打低トレンドを真っ向から否定するハイアベレージにあります。セイバーメトリクスの総合打撃指標であるwRC+(得点創出力を示す指標で平均が100)では毎シーズン160〜180前後を記録しており、これは「球界平均の打者より6割から8割以上も多くチームの得点を生み出している」ことを意味します。
特にアストロズが黄金期を維持し続ける最大の要因は、この左の大砲がクリーンナップに座り続けている点にあります。シーズン30本塁打・100打点を軽々とクリアするレギュラーシーズンの安定感はもちろん、大舞台になればなるほど集中力を研ぎ澄ます勝負強さは、対戦相手にとって悪夢以外の何物でもありません。