横浜フライデーの歴史を語る上で欠かせないのが、クレイジーケンバンド(CRAZY KEN BAND)および横山剣氏との深い絆です。メジャーブレイク以前から長者町フライデーのステージに立ち続け、熱狂的な夜を積み重ねてきた歴史は、バンドのファンならずとも知られる有名なエピソードです。
かつて米軍基地文化や港町の哀愁が色濃く残る本牧・伊勢佐木町・長者町エリアにおいて、フライデーは単なる飲食店を超え、腕利きのプレイヤーたちが腕を磨き合う「道場」のような役割を果たしてきました。柳ジョージ、宇崎竜童、近藤房之助といった日本ブルース・ロック界の重鎮たちも愛したこのステージには、計算された商業音楽とは一線を画す「横浜のリアルな息遣い」が今も宿っています。