ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』のような緊迫した医療現場の描写は、決してフィクションの中だけの話ではない。日本消化器病学会が発行するガイドラインによると、急性膵炎は早期の診断と厳重な全身管理が不可欠な指定難病レベルの重症度を含んでいる。
膵臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期段階では自覚症状が出にくい。しかし一度炎症が爆発すると、猛烈な痛みが全身を駆け巡る。学会のデータによれば、原因の多くはアルコールと胆石だが、原因不明の特発性膵炎も存在し、過度なストレスが引き金になる説も強く支持されている。専門医は「背中まで響くみぞおちの痛みを感じたら、一刻も早く専門医を受診すべきだ」と強く警鐘を鳴らす。