紅白の司会形態は、時代の価値観とともにダイナミックな進化を遂げてきました。従来の「紅組司会(女性)」「白組司会(男性)」「総合司会(NHKアナウンサー)」という固定化された枠組みは、2021年の第72回より「全員がすべての出場歌手を応援する司会」へと呼称・役割が一本化されました。
性別による役割分担を排し、個々のパーソナリティと掛け合いを重視するスタイルへの移行は、視聴者からも好意的に受け止められています。その中で極めて重要な役割を担っているのが、進行を支えるNHK総合司会アナウンサーたちです。桑子真帆や高瀬耕造、鈴木奈穂子といったアナウンス力に定評のあるアナウンサーが脇を固めることで、タレント司会陣が自由に個性を発揮できる強固な土台が完成します。
さらに、番組の節目には特別企画ゲストやサプライズMCが華を添えます。過去には内村光良がコントキャラクターを交えて盛り上げたり、大河ドラマの脚本を手がけた三谷幸喜がゲスト出演して会場を沸かせるなど、豪華なコラボレーションが番組の起爆剤となってきました。