日々の置き場所と冬場の温度管理は、株の寿命を左右する決定打となります。
胡蝶蘭置き場所と冬越しのコツ
胡蝶蘭が最も好む環境は、年間を通じて気温18℃〜25℃、直射日光の当たらない明るい室内(50%程度の遮光)です。風通しが極めて重要ですが、エアコンの温風・冷風が直接当たる場所は急激な乾燥を引き起こすため厳禁です。
最大の難関である冬越しでは、最低室温10℃(できれば15℃以上)を死守します。日本の住宅環境において、夜間の窓際は放射冷却で外気温並みに冷え込みます。夕方以降は鉢を部屋の中央に移動させ、段ボール箱や発泡スチロール、不織布を被せて保温対策を施すのが有効です。
胡蝶蘭花芽と根の見分け方
秋から初冬にかけて気温が下がり始めると、株元の葉の付け根から新しい突起物が顔を出します。これが「花芽」なのか「根」なのかを見分けることは、栽培者にとって最大の歓喜の瞬間です。
- 花芽の特徴:先端がやや尖った扁平な形状をしており、緑色で光沢がある。節(フシ)が確認でき、上に向かって伸びていく。
- 根(気根)の特徴:先端が丸みを帯びており、みずみずしい黄緑色や銀白色をしている。節はなく、下向きまたは横に向かって自由に伸びていく。
花芽を確認できたら、鉢の向きを一定に保ちます。光に向かって花茎が伸びる性質があるため、頻繁に向きを変えると茎が曲がりくねってしまいます。