イギリスとイングランドの違いを徹底解説!4構成国やW杯の謎に迫るに関する最新の話題を詳しく解説いたします。

イギリスの象徴である国旗「ユニオン・フラッグ(通称:ユニオンジャック)」のデザインには、連合王国成立の歴史がそのままグラフィックとして刻み込まれています。

ユニオンジャックは、以下の3つの守護聖人旗を重ね合わせて作られています。

  • イングランド:白地に赤の十字「聖ジョージ・クロス」
  • スコットランド:青地に白の斜め十字「聖アンドリュー・クロス」
  • アイルランド(現・北アイルランド):白地に赤の斜め十字「聖パトリック・クロス」

1603年にスコットランド国王ジェームズ6世がイングランド国王を兼務(同君連合)したことを受け、1606年にイングランドとスコットランドの旗が合体しました。その後、1801年にグレートブリテン王国とアイルランド王国が統合された際、アイルランドの聖パトリック旗が組み込まれ、現在のデザインが完成しました。

ここで多くの人が抱くのが、「なぜウェールズの赤い竜(レッド・ドラゴン)はユニオンジャックに入っていないのか?」という疑問です。

その理由は、最初の国旗が制定された1606年の時点で、ウェールズはすでに1284年の征服によってイングランド王国の一部(法的に併合・一体化された地域)とみなされていたためです。スコットランドやアイルランドのように「対等な王国同士の合邦」という手続きを経なかった歴史的経緯から、国旗へのシンボル追加が見送られたまま現代に至っています。