イクスタンジの穴を埋める急先鋒として期待されているのが、更年期障害に伴う血管運動症状(顔のほてり・のぼせ)治療薬「ベオーザ(一般名:フェゾリネタント)」だ。米国市場での立ち上がりは一時緩やかだったものの、認知度の向上とともに処方数は着実に伸びている。潜在的な患者数が極めて多い領域だけに、ブロックバスター(売上高1,000億円以上の新薬)への成長は確実視されている。
もう一つの切り札が、加齢黄斑変性に伴う地図状萎縮(GA)治療薬「アイザーヴェイ」だ。米アイベリック・バイオ社を約8,000億円で買収して獲得したこの薬は、競合薬との激しいシェア争いを繰り広げている。GAはこれまで有効な治療法が乏しかった領域であり、高齢化社会の進展に伴って需要は爆発的に高まると見られている。