イスラム教礼拝所は一般人も見学可能?急増の裏側とマナーの真相についての真相をお届けします。

イスラム教徒にとって、日々の祈りは生活の根幹です。信徒は毎日5回の義務礼拝(サラート)を行います。この祈りの時間は時計の針で一律に固定されているわけではなく、太陽の運行(日の出、正午、日没など)に応じて毎日数分ずつ変動します。 礼拝の名称とタイミングは以下の通りです。 1. ファジュル(夜明け前の黎明期) 2. ズフル(正午過ぎ、太陽が天頂を越えた直後) 3. アスル(午後、影の長さが物体の倍になる頃) 4. マグリブ(日没直後) 5. イシャー(完全に夜の帳が下りた後) この5回の祈りは、世界中どこにいても聖地メッカにあるカアバ神殿の方向を向いて行われます。この礼拝の方向を「キブラ(Qibla)」と呼びます。 日本列島から見た場合、キブラはおおむね「西北西(方位角約290〜295度)」を指します。礼拝所内部の壁面には「ミフラブ」と呼ばれる窪みが設けられており、これがキブラの方向を示す目印となっています。近年ではスマートフォンのコンパスアプリで正確なキブラを瞬時に測定できるため、オフィスや外出先でも方角を定めて祈りを捧げる姿が日常化しています。