土曜23時、渋谷のスタジオ101。番組タイトルが冠されたこの空間は、生放送特有の緊張と祝祭感が渦巻いている。番組を牽引するのは、かまいたちの濱家隆一と生田絵梨花という異色のコンビだ。
現場で目撃したのは、台本通りにいかない生ハプニングを瞬時にエンターテインメントへと昇華させる二人の反射神経だ。濱家隆一が絶妙な間合いでアーティストの緊張を解きほぐせば、ミュージカルやソロ活動で鍛え上げられた生田絵梨花が音楽的な急所を突く質問を投げかける。この阿吽の呼吸が、初出演の海外アーティストや緊張気味の新世代クリエイターから屈託のない笑顔を引き出す。
「普通の音楽番組では見せない素のリアクションを引き出すこと。それが生放送の生命線」と現場のプロデューサーは語る。CMが入らないNHK特有のノンストップな30分間は、アーティストにとっても一切の誤魔化しが利かない真剣勝負の場となっている。