2000年代初頭のネット掲示板で流行した「蓮コラ(植物の蓮の実と人体の皮膚を合成した不快画像)」を覚えている方も多いはずです。当時から現在に至るまで、あの種の画像を見て鳥肌が立ったりゾワゾワしたりする反応は、極めて普遍的な現象でした。
ここで整理すべきは、蓮コラに対する嫌悪感と恐怖症の違いです。
- 生理的嫌悪感(Disgust):「うわっ、気持ち悪い」「見たくない」と感じる本能的な防衛反応。ほとんどの人間が共通して持っており、画面を閉じれば即座に日常生活へ戻れる。
- 病的恐怖症(Phobia):対象を目にしただけで激しい動悸、過呼吸、冷や汗、パニック発作が生じ、外出や社会生活に深刻な支障をきたす臨床的状態。
多くの自称者が訴えている症状は明らかに前者の「嫌悪感」であり、それは誰もが抱く当たり前の感覚です。当たり前の不快感をさも「不治の難病」であるかのように大げさに騒ぎ立てる姿勢こそが、閲覧者を白けさせる決定的な火種となっています。