彼女の現在を語る上で欠かせないのが、演出家である清弘誠氏の存在です。TBSのディレクターとして名作ドラマを数多く手掛けた清弘氏は、加賀まりこより6歳年下。2人が人生の伴侶となったのは、加賀まりこが59歳の時でした。
もともと麻雀仲間として長年の友人関係にあった2人ですが、加賀まりこの側から「残りの人生を一緒に過ごさない?」と率直にアプローチしたエピソードは有名です。以来、20年以上にわたり加賀まりこ パートナーとして寄り添い続けています。
法的な婚姻関係を結ばず、加賀まりこ 事実婚という形式を選択し続けている理由について、彼女自身はインタビューや手記で明確な哲学を明かしています。
「この歳になって籍を入れる必要性を感じない。お互いに自分の財産も仕事も自立しているのだから、形に縛られるよりも、毎日『一緒にいて心地よい』と思える関係が一番」
自宅での暮らしにおいても、2人は適度な距離感を大切にしています。完全に空間を共有して干渉し合うのではなく、互いのプライベートスペースを確保し、趣味の時間や一人の時間を尊重し合うスタイルです。この「依存しない共生」こそが、20年を超える長期にわたって円満な関係を維持できている最大の要因と言えます。