佳子さまは2013年4月、皇室の伝統的な進路である学習院大学文学部教育学科に入学された。しかし、そのわずか1年半後の2014年8月に中退を決断される。この異例の選択は当時、大きな驚きをもって受け止められた。父である秋篠宮文仁親王の「自分の進路は自分で決めるべきだ」という教育方針のもと、自らの興味関心と大学で提供されるカリキュラムとの間に生じたギャップに真摯に向き合った結果だった。
翌2015年4月、佳子さまは総合教養(リベラルアーツ)を重視する国際基督教大学(ICU)教養学部アーツ・サイエンス学科に編入ではなく一般AO入試を経て入学された。特定の枠組みにとらわれず、幅広い教養と英語力を磨く高等教育の場を選び直したこの行動は、自律した個人の決断として高い評価を得ることになる。キャンパスでは特別扱いを求めず、他の学生と同じように学食に並び、課題の山に追われる日々を過ごされた。