朝7時。岐阜市内のロードサイドに佇む喫茶店の駐車場は、すでに満車に近い。引き戸を開けると、常連客の笑い声とカトラリーの小気味よい音が店内に満ちている。テーブルへ運ばれてくるモーニングサービスの内容を一目見れば、初めて訪れた県外客が息をのむのも無理はない。
コーヒー1杯の注文に対して、トースト1枚に留まらず、おにぎり、味噌汁、茶碗蒸し、デザートがセットで運ばれる光景は日常茶飯事だ。ある店舗では、モーニングを注文した客に「持ち帰り用の焼きそば」や「採れたて野菜の小袋」まで手渡すという。まさに驚異のコストパフォーマンス。他県であれば確実に別料金となる豪華特典が、当たり前の顔をして卓上に並ぶ。地元客にとって、朝の喫茶店は単なる食事の場ではなく、生活の一部であり、活力をチャージするための社交場なのだ。