園内を歩いていると、工芸体験だけではない、もう一つの魅力に気づかされる。それはカメラをどこに向けても絵になる圧倒的なロケーションの美しさだ。江戸時代から移築された11棟の茅葺き古民家と、手入れの行き届いた日本庭園が美しく調和し、どこか懐かしくも幻想的な世界を作り出している。
特におすすめしたい隠れた写真スポットが、館を結ぶ小道の途中に広がる竹林とアンブレラスカイだ。色とりどりの和傘が頭上を覆うエリアでは、柔らかな光が傘を透過し、地上に鮮やかな色彩の影を落とす。新緑の季節には眩しいほどの青もみじが古民家の屋根を彩り、秋には紅葉が苔むした庭園を赤く染める。季節や時間帯によって表情をガラリと変える絶景は、SNS世代の写真好きにとっても外せない撮影ポイントだ。