平幹二朗さんの通夜および葬儀・告別式は、東京・青山葬儀所にてしめやかに営まれました。喪主を務めたのは、第一発見者でもあった息子の平岳大さんです。岳大さんは父と同じ俳優の道を歩む中で、最も尊敬する師であり目標であった父の急すぎる旅立ちに、堪えきれない涙を流しながらも気丈に挨拶を務め上げました。
祭壇には、1984年に離婚した元妻の大女優・佐久間良子さんの姿もありました。二人は1970年に世紀のビッグカップルとして結婚し、双子の男女(岳大さんとその姉)をもうけた後、別々の道を歩んでいました。
佐久間さんは囲み取材に応じ、「役者として本当に素晴らしい方でした。子どもたちを立派に育て上げてくれたことに感謝しかありません」と声を詰まらせながら追悼。離婚という過去を超え、稀代の表現者として、そして子どもの父親として互いを深く認め合っていた確かな絆が、参列者の胸を打ちました。