外食市場のデータによると、ラーメン店の深夜営業率は2020年比で約38%減少したと推計されています。繁華街の雑居ビル街を取材すると、かつて午前3時や4時まで煌々と赤提灯を灯していた名店が、軒並み22時ラストオーダーへと舵を切っている現場に直面します。
都内の路地裏で20年以上中華そば店を営む店主は、カウンター越しにこう胸中を吐露しました。「深夜手当の割増賃金を払ってアルバイトを雇っても、泥酔客のトラブル対応に追われるばかりで割に合わない。電気代も深夜帯だからといって安くはならない。夜中まで無理して店を開けるより、夜はきっぱり閉めて仕込みに集中したほうが、結果として常連さんを裏切らずに済む」。
ネット上のコミュニティやSNSを観察しても、かつて当たり前だった「終電後のシメのラーメン」が難民化している実態が浮き彫りになっています。ラーメン 深夜営業 ネットの反応を追うと、「飲んだ後に開いている店がチェーン店しかない」「深夜営業の評判を信じて向かったら看板が消えていた」といった落胆の声が目立ちます。もはや深夜帯にクオリティの高い一杯を求めること自体が、極めてハードルの高い行動になりつつあります。
その一方で、新たなトレンドとして存在感を急激に増しているのが「朝ラー」です。静岡県藤枝市や福島県喜多方市などのご当地文化として知られていた早朝営業が、都市部や主要幹線道路沿いへと急速に拡散しています。早朝ラーメン 朝ラー 最新動向を俯瞰すると、午前6時から9時にかけて開店し、煮干し系やあっさり豚骨醤油を提供する店舗がサラリーマンや夜勤明けの労働者に熱烈な支持を受けています。深夜帯の営業コストを削減する代わりに、朝のクリーンな需要を取り込むシフト転換が、店の持続可能性とファンの胃袋を両立させる新たな活路となっています。