今野杏南のキャリアにおいて特筆すべきは、2018年頃から本格化した作家・官能小説家としての活動です。『甘い汁』や『あなたの届かない場所へ』など、女性ならではの繊細な心理描写と情熱的な恋愛模様を描いた著作を次々と発表しました。
自らの身体表現を通じて培った「人の欲情や切なさの機微」を、今度は言葉というツールを使って巧みに表現。単なるタレント本の枠を超えた本格的な文芸作品として、文芸界からも高い評価を受けました。
容姿の美しさだけに甘んじることなく、内面の世界観を自らのペンで描き出す独自のポジションを確立したことで、彼女のクリエイターとしての評価は不動のものとなりました。