心電図の洞調律とは?正常と異常の境界線と再検査の基準【2026】について徹底解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

健康診断の心電図検査で報告される洞調律の意味は、「心臓本来のペースメーカーから正しい電気信号が発生し、全体へ規則正しく伝わっている状態」です。英語では「Sinus Rhythm(サイナスリズム)」と呼ばれ、医学的には洞調律=正常な心拍リズムと同義です。

心臓は1日に約10万回、休むことなく収縮と拡張を繰り返しています。その動きを統括しているのが、右心房の上部にある「洞結節(どうけっせつ)」と呼ばれる微小な組織です。洞結節から発せられた電気刺激が刺激伝導系を通り、心房から心室へと順序よく伝わることで、血液が全身へと力強く送り出されます。心電図の波形において、洞結節由来のきれいな「P波」とそれに続く「QRS波」が一定の間隔で記録されていれば、医師は「心電図は洞調律である」と判定します。

カルテや検査結果票によっては心電図に洞性調律と表記される場合もありますが、言葉の定義はまったく同じです。「洞」という漢字が持つどこか影のある印象から異常所見と勘違いされやすいものの、検査結果にただ「洞調律」とだけ記載されているのであれば、心臓のリズムの発生源に関して何ら心配する必要はありません。