「商談中、頭の中がフリーズしてしまう」。都内のIT企業に勤める30代の営業職はそう明かす。メールなら時間をかけて推敲できるものの、リアルの会話や即答を求められるチャットツールでは、敬語の組み立てに焦り、発言自体を躊躇してしまうという。
こうした状況を受け、人材育成・社員研修業界では言葉遣いや対人コミュニケーションに関する研修の依頼が急増している。単に知識を暗記するだけでは追いつかない現代のビジネス空間において、洗練されたコミュニケーション能力の有無は、個人のパフォーマンス評価や組織の信頼感に直結する重要な要素となっているからだ。