この険しい花背峠には、なんと大型の路線バスが運行されています。それが京都市街の出町柳駅と山奥の広河原を結ぶ京都バス32系統です。
道幅ギリギリの急カーブを、運転士が神業のようなハンドルさばきとミラー確認でクリアしていく光景は、鉄道・バスファンの間でも有名です。しかし、この路線バスは単なる観光名物ではなく、奥山エリアに暮らす住民にとってかけがえのない生活の足となっています。
一方で、台風や集中豪雨、倒木が発生すると、道路は瞬時に全面通行止めへと追い込まれます。一度通行止めが発生すると、迂回路となる府道や林道も脆弱なため、集落が孤立状態に陥るリスクを常に孕んでいます。2026年現在も、異常気象時の通行規制基準は厳格に運用されています。