精神科と心療内科の違いとは?症状別の選び方と初診の落とし穴の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
医療現場における両診療科の差異を、治療法や処方設計、医師の専門性の観点から詳細に比較しました。クリニック名に「メンタルクリニック」と冠している施設の実態についても併せて確認しておきましょう。
項目精神科(精神神経科)心療内科(心身医学)メンタルクリニック(複合)主たる専門領域脳の機能異常・感情・思考・行動の障害心理的ストレスに起因する身体の機能障害(内科系)精神科と心療内科を兼ねた無床診療所の通称代表的な対象疾患うつ病、双極性障害、統合失調症、強迫症、ADHD自律神経失調症、過敏性腸症候群、心因性胃炎、円形脱毛症適応障害、軽度うつ、パニック障害、睡眠障害全般主な処方薬の傾向抗うつ薬(SSRI/SNRI)、抗精神病薬、気分安定薬抗不安薬、漢方薬、胃腸機能改善薬、自律神経調整薬院長のバックボーン(精神科医か内科医か)に依存初診時の費用相場3割負担で約2,500円〜4,500円(血液検査等を除く)3割負担で約2,500円〜5,000円(身体検査含む)精神科・心療内科と同等(検査内容により変動)編集部の実態評価精神症状の根本治療に不可欠。入院設備を持つ病院も多数身体の精査ができる純粋な心療内科医は全国的に希少受診の心理的ハードルは低いが医師の専門分野の確認が必須
精神科と心療内科の薬の違いにも着目すべき特徴があります。精神科では脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)のバランスを整える精神科特有の薬剤が処方の主軸になります。これに対し、心療内科では症状が出ている臓器に働きかける内科薬や漢方薬を基本としつつ、補足的に軽めの抗不安薬などを併用する設計が一般的です。