長楽館を訪れるゲストにとって、建築美と双璧をなすハイライトが「食」の体験です。しかし、利用にあたっては予約方法やドレスコードに関する事前の知識が欠かせません。
1. 「迎賓の間」でいただくアフタヌーンティーの予約とカフェ事情
本館1階の「デザートカフェ長楽館」は、かつて村井吉兵衛が客人を歓談に招いた複数のサロンをそのまま喫茶空間として開放しています。通常カフェメニュー(季節のケーキセットや名物のウィンナーコーヒー等)は当日来店順での案内となり、土日祝や紅葉・桜のハイシーズンには1時間〜2時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
一方、看板プランである「長楽館アフタヌーンティー」は、通常非公開の特別室「迎賓の間(ロココ様式)」にて提供されます。こちらは事前完全予約制(2名より受付)となっており、12歳未満の入室制限が設けられるなど、静謐な大人の空間が厳格に守られています。数ヶ月前から予約枠が埋まることも多いため、旅行日程が決まり次第の早めの確保が鉄則です。
2. フレンチレストラン「ル シェーヌ」とドレスコード・服装の注意点
本館の旧ダイニングルームを舞台とするフレンチレストラン「ル シェーヌ(LE CHENE)」では、京都近郊の厳選食材とフランス直輸入の高級食材を組み合わせた本格ガストロノミーが供されます。マイセンのアンティークプレートやバカラのグラスが並ぶテーブルセッティングは圧巻です。
ここで注意すべきはドレスコード(服装規定)です。「ル シェーヌ」および「迎賓の間」では、スマートエレガンスまたはスマートカジュアルが求められます。
【推奨される服装】
男性:襟付きシャツ、ジャケット着用推奨、スラックス、革靴。
女性:ワンピース、エレガントなブラウスとスカート、パンプスなど。
【NGとされる服装】
ビーチサンダル、クロックス、男性のタンクトップ・短パン、極端に露出の高い服装や破れたジーンズ。
歴史的迎賓館の品格を損なわない装いを心掛けることが、空間の魅力を引き出すマナーといえます。