数々の怪我やトラブル、卒業後のスキャンダルを冷徹に分析すると、そこには「噂の真相」とも呼ぶべき意外な共通点が浮かび上がる。それは単なる超自然的な現象などではなく、純粋な「母数の大きさと年齢層の集中」という構造上の事実に他ならない。
これまで『ミュージカル・テニスの王子様』の舞台に立った歴代キャストは数百人に上る。その大半が、芸能界に入ったばかりの未熟な若者たちだ。一般的な同年代の男性が集まるコミュニティと比較しても、数百人規模の若者が芸能界という激しい競争社会に身を置けば、一定の割合でトラブルや進路変更、不祥事が発生するのは確率論として避けられない。つまり、テニミュだからトラブルが多いのではなく、あまりにも多くの若手俳優を業界に送り出し続けているからこそ、光と影の両方が目立ってしまうのが真相である。