カフェオレとラテの決定的違いとは?抽出法とミルク比率の真相に関する詳細情報を分かりやすくまとめました。専門的な情報をご覧ください。

日常的に混同されがちなカフェオレとカフェラテですが、バリスタの世界において両者は完全に別物のドリンクとして扱われます。その違いを決定づける3大要素が「発祥国の文化」「抽出方法」「ミルクの熱処理状態」です。

まず言葉の語源に目を向けると、カフェオレ(Café au lait)はフランス発祥の飲み物です。「au」は前置詞と冠詞が合体した「〜入りの」、「lait」は牛乳を意味します。フランスの家庭で朝食時に大きなカフェオレボウルに淹れ、クロワッサンを浸して食べる伝統から生まれたため、マイルドで飲み飽きない味わいが追求されてきました。ベースとなるのはペーパードリップやフレンチプレスでじっくり抽出したドリップコーヒーです。

対してカフェラテ(Caffè Latte)はイタリア発祥の造語です。「Latte」はイタリア語で牛乳を指します。イタリアのバール文化に根ざしたカフェラテは、専用のマシンを用いて約9気圧の高圧と90℃前後の蒸気で一気に抽出したエスプレッソをベースにします。濃厚で油分(クレマ)を含んだ極小量のエスプレッソに対し、きめ細かく温めたミルクをたっぷり注ぎ込むことで、強烈なコーヒーのパンチとミルクの甘みを両立させています。

さらに注ぎ込まれるミルクの性質も異なります。カフェオレに用いるのは手鍋などで温めた一般的なホットミルクですが、カフェラテにはエスプレッソマシンのスチームノズルで蒸気加熱したスチームミルク(液体状の温乳)と微細なフォームミルク(泡乳)が使われます。蒸気によってミルク内の糖分が活性化し、砂糖を加えなくても特有の強い甘みを感じる仕立てになるのがカフェラテの特徴です。