かぐや姫の物語は大コケ?制作費50億の赤字と世界的評価の真相に関する疑問を分かりやすくまとめました。最新データをチェックしましょう。

国内の興行収支だけで評価を下すのは早計です。海を渡った海外市場において、本作は「21世紀アニメーションの最高峰」として絶賛を浴びることになります。

北米公開後、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家支持率97%という驚異的な高評価を記録。2015年には第87回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされ、世界中の映画人から熱烈な支持を集めました。ハリウッドの3DCGアニメーション全盛期において、日本の伝統的な絵巻物を思わせる繊細な手描き表現は、世界のトップクリエイターたちに強烈な衝撃を与えたのです。

かぐや姫が十二単を脱ぎ捨てて荒野を疾走するシーンに代表される感情のダイナミズムは、映画表現の新たな地平を切り拓いたと評され、ボストン映画批評家協会賞やロサンゼルス映画批評家協会賞など、名だたる映画賞でアニメーション賞を総なめにしました。