かき氷シロップは全部同じ味って本当?脳の錯覚が生む驚きの真相を徹底解説について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

「舌の味蕾が感じ取れるのは、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5種類だけです」と説明するのは、味覚の評価や普及活動を行う一般社団法人日本味覚協会の代表理事・鈴木隆一氏だ。

鈴木隆一氏によると、人間が日常的に「イチゴの味」や「リンゴの味」と認識しているものの8割以上は、実は鼻に抜ける「風味(香り)」に依存しているという。シロップのベースである甘みと酸味が一定であれば、嗅覚からの刺激と視覚的な色彩データが脳内で結合されることで、初めて人は特定の果物のフレーバーとして知覚する。日本味覚協会が行う数々の比較実験でも、鼻を強くつまんだ状態では一流のソムリエや味覚のプロであってもシロップの味を見分けることは不可能という結果が出ている。