カットバンとは?絆創膏の地域呼び名と出身地がバレる境界線の全貌とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

新生活や会社の雑談で絆創膏の話題が出ると、一瞬で出身都道府県が言い当てられることがあります。ネット上でも定期的にバズを生む「絆創膏方言マップ」を見ると、日本列島は綺麗にいくつかの巨大勢力へと色分けされていることが分かります。

全国の主な地域別呼び方は、概ね次のような分布を見せています。

・バンドエイド(Johnson & Johnson):
東京都をはじめとする関東全域、愛知県などの東海地方、大阪府や京都府を中心とする近畿地方、そして沖縄県などで圧倒的シェアを誇ります。人口密集地や大都市圏を押さえているため、全国的な標準語とみなされがちです。

・カットバン(祐徳薬品工業):
青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県といった東北地方全域に加え、鳥取県、島根県、岡山県、山口県などの中国地方、さらには四国の一部地域で圧倒的な支持を集めています。

・リバテープ(リバテープ製薬):
熊本県を中心に、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県といった九州全域で絶大な知名度を誇ります。「九州人は絆創膏をすべてリバテープと呼ぶ」と言われるほどの鉄板ブランドです。

・サビオ(元ニチバン・ライオン等 / 現・阿蘇製薬):
北海道全域のほか、青森県の一部、山形県の一部、新潟県、広島県などで根強く使われています。かつて全国展開されていたブランドですが、特に北の大地では現在も日常語として生きています。

・キズバン(富山めぐみ製薬など):
薬売り(配置薬)の伝統を持つ富山県や石川県など北陸エリアの一部で親しまれている呼び名です。

このように、子どもの頃から家庭や学校の保健室で耳にしてきた商品名が、そのまま各個人の「絆創膏の呼び名」として刷り込まれているのです。