では、この過渡期をくぐり抜け、確実に課長やそれ以上の幹部層へとステップアップするビジネスパーソンは何が違うのか。LinkedInの転職データや日経ビジネス電子版のキャリア特集が浮き彫りにするのは、「越境型スキル」の有無だ。
課長代理として真に評価される人材は、自部署の日常業務を回すだけにとどまらない。他部署との利害調整を主導し、DX推進や新規プロジェクトなどの非定型業務で成果を出す。課長が担当するピープルマネジメントの負担を肩代わりしつつ、チーム全体の生産性を引き上げる仕組みを作れる人間だ。
単なる「上司の指示待ち代行」から「課題解決の主導者」へ。視座を一段上げ、自分がすでに課長であるかのように組織を俯瞰して動く姿勢こそが、人事評価のテーブルで頭一つ抜け出すための決定打となる。