2002年1月9日にリリースされた『2人のアカボシ』は、ラジオのパワープレイや口コミを中心に凄まじいスピードで浸透しました。オリコン週間シングルチャートでトップ10入りを果たし、バンドはデビューからわずか1年余りで『第53回NHK紅白歌合戦』への初出場を勝ち取ります。
音楽関係者やギタリストの間でも、本作の完成度は極めて高く評価されてきました。楽曲を彩るアコースティックギターのアルペジオとエレキギターのオブリガートは、シンプルに見えてテンションコードや分数コードを絶妙に配した緻密なアレンジが施されています。
ギターコード進行においては、王道のカノン進行や小室進行とは一線を画す、昭和歌謡特有のコードの揺らぎやマイナー調の展開が採用されています。この緻密なコードワークこそが、カラオケで歌いたくなる親しみやすさと、玄人を唸らせる音楽的な深みを両立させている要因です。