コインランドリーで布団を洗う際、最も多いトラブルが「中綿の偏り」と「生地の破れ」です。現場のランドリー管理者への取材でも、持ち込まれるトラブルの約8割が事前の洗濯表示(絵表示)の確認不足に起因していることが分かっています。
まず確認すべきは、寝具のタグに記載されている水洗い可否マークです。桶に水が入ったマークに「×」がついていないか、あるいは手洗いマークであるかを必ず確認してください。
特に警戒が必要なのが以下の素材と構造です:
- 和布団(綿100%の打ち直し布団):水を含むと急激に重くなり、脱水時の遠心力で中綿が完全に千切れて修復不能になります。
- 羊毛(ウール)100%:水と熱、摩擦によって繊維同士が絡み合い、フェルト化して縮み切ってしまいます。
- ウレタンフォーム入り敷布団:内部のウレタンが熱で変形・劣化し、ボロボロに崩れる危険性があります。
- キルティング(縫い目)のない羽毛布団:洗うこと自体は可能でも、羽毛が一箇所に固まって復元しなくなります。
ポリエステル主体の合繊布団や、キルティング加工が施された水洗い可能な羽毛布団であれば、セルフ洗いでも新品同様のふっくら感を蘇らせることができます。