ターミナルビル内で最も旅行者を悩ませるのが、広大なフロアマップに起因する長距離歩行と、ターミナル間移動のロスタイムです。現場での実測データをもとに、スムーズな乗り継ぎ手順を紐解きます。
羽田空港第2ターミナルにおける最大の強みは、国内線と国際線が同じ建物内に同居している点です。ANA国内線で羽田に到着後、2階の出発ロビー南側にある国際線チェックインカウンターおよび保安検査場へは、案内表示に従って歩くだけで到達できます。標準的な乗り継ぎ必要時間(MCT)は50分〜60分に設定されており、第3ターミナルへ連絡バスで移動する場合に比べて約30分の時間短縮が可能です。
成田空港第2ターミナルビルでは、本館とサテライトを結ぶ連絡通路(動く歩道設置)の距離が約300メートルに及びます。また、第3ターミナル(LCC専用)から成田第2への乗り継ぎ、あるいは第1ターミナルへの移動には、専用のターミナル間連絡バス 乗り場を利用する必要があります。日中は約7〜10分間隔で運行されていますが、バスの乗車時間自体が5〜10分かかるため、乗り継ぎには最低でも80分以上のインターバルを確保しなければ重大な乗り遅れリスクが生じます。
関西国際空港第2ターミナルは、南海電鉄・JRが乗り入れる「関西空港駅」直結の第1ターミナルから約4キロメートル離れた人工島内に位置しています。エアロプラザ1階のバス乗り場から無料連絡バスに乗り、所要時間は約7〜9分です。関空第2で国内線から国際線へ乗り継ぐ場合でも、一度制限エリア外へ出て再チェックインを行う動線が基本となるため、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。