結論から言えば、新型コロナウイルスは目から感染します。目の表面を覆っている「結膜」は外気に直接触れている粘膜組織であり、ウイルスの侵入ゲートとなる受容体(ACE2受容体など)が存在しています。
感染経路は大きく分けて2系統存在します。1つ目は、感染者の咳やくしゃみ、至近距離での会話によって飛び散った目に見えない飛沫が直接結膜に付着する飛沫感染です。2つ目は、ウイルスが付着した手すりやスマートフォンに触れた手で無意識に目頭や瞼を触ってしまう接触感染です。
結膜に付着したウイルスは、目の表面で炎症を起こすだけでなく、涙の通り道である「鼻涙管(びるいかん)」を経由して鼻腔や喉の奥へと流れ込みます。日本眼科学会などの専門学会の見解でも、結膜からのウイルス侵入および鼻涙管を介した全身感染の可能性が明確に示されています。