外見のトレンドが目まぐるしく変化するなかで、自身の口元とどのように向き合うべきなのでしょうか。心理学および美容形成・歯科医学の視点から導き出される判断基準を整理します。
【プロの結論】矯正・治療に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
【治療を前向きに検討すべき人の条件】
- 機能的障害がある場合:上下の前歯が噛み合わず前歯で物が噛み切れない(開咬)、または口唇閉鎖不全(意識しないと口が閉じず口呼吸になる)がある。
- 骨格的な突出が著しい場合:笑ったときに歯茎が大きく露出する(ガミースマイル)や、横顔のコンプレックスが原因で対人コミュニケーションに支障をきたしている。
- 鼻が高く顎がしっかりしている場合:前歯を下げるスペースと骨の厚みが十分あり、口元を引っ込めることで劇的に横顔の黄金比が整うポテンシャルがある。
【安易な治療に慎重になるべき人の条件】
- 人中がもともと長い・唇が薄い場合:前歯を後退させることで人中の間延びが強調され、実年齢以上に老けた印象を与えるリスクが高い。
- 顎が小さく後退しているだけの場合:口元自体が出ているのではなく下顎が小さいために口ゴボに見えているケース。この場合、抜歯矯正をするとさらに顎周りが貧相になるため、顎先の前出しやオトガイ形成が適応となる。
- 正面の顔立ちのバランスが完成している場合:口元のわずかな膨らみが小動物的な魅力や色気として機能している場合、口元を平坦化すると本人の持つ固有の魅力が消失してしまう。