地方の製造業を悩ませる若者離れ。だが、ここには都市部から若いクリエイターや研究者が続々と集まってきている。伝統工芸とテックを掛け合わせたインターンシッププログラムや、地域起業家との共同プロジェクトが活発に行われているからだ。古民家を改装した研究ラボやカフェも併設され、町全体に新しい風が吹き込んでいる。
「地方にはまだ誰も手をつけていない宝が眠っている」。東京のIT企業から移住してきた若手エンジニアは目を輝かせる。酒造りにとどまらず、地域の多様なプレイヤーを巻き込んだオープンイノベーションの場が生まれたことで、雇用だけでなくコミュニティ全体の活力が高まっている。