Bt4で症状なしでも陽性判定?専門医が明かす着床の兆候と真実について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

移植後の身体の中で何が起きているのか。その時間軸を把握すると、BT4という時期の立ち位置が明確になる。

胚盤胞移植が行われる当日(BT0)、移植された胚は透明帯から脱出(ハッチング)を開始するか、すでに脱出した状態で内膜上に位置する。BT1からBT2にかけて、胚は子宮内膜の上皮細胞に接着し、内膜深部へと潜り込み始める。これが着床の始まりだ。

BT3からBT4にかけて、胚の外細胞塊(将来の胎盤になる部分)が母体側の毛細血管と徐々に結合し、栄養線維が伸長していく。この潜行と結合が完了するのが概ねBT5前後である。つまりBT4とは、胚が内膜の奥深くに足場を築き終えるかどうかのデリケートな過渡期に過ぎない。