令和改元から7年——なぜ「2019年」が現代日本のすべての起点だったのか?について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

「平成」から「令和」へ。元号の変更は単なるカレンダーの更新にとどまらない、巨大な心理的パラダイムシフトをもたらした。4月30日深夜の渋谷スクランブル交差点に集まった若者たちの熱狂は、どこかバブル期を思わせるほどのエネルギッシュな光景だった。

だが、お祝いムードの裏には漠然とした焦燥感も漂っていた。長引くデフレ経済、少子高齢化の影、迫る年金問題。国民は「新時代」という言葉に、現状を打破する奇跡をうっすらと期待していたのかもしれない。当時のメディアが書き立てた「令和フィーバー」は、期待と不安が同居する複雑な社会心理の裏返しだった。