中古SUV市場を検討する際、外装の綺麗さだけに目を奪われると、購入直後に高額な修理費用が発生するトラップに陥ります。J.D.パワーなどの耐久品質調査(VDS)や整備現場のトラブル報告によると、以下のポイントがチェック必須項目となります。
まず警戒すべきは、電子制御サスペンションやエアサスペンションのヘタリです。走行距離が6万キロを超えた中古車両では、エアサスのベローズ劣化によるエア漏れやコンプレッサーの焼き付きが発生しやすく、一式交換で30万〜50万円以上の修理費に発展します。試乗時に車高の上下動作がスムーズか、停車中に左右の車高が傾いていないかを確認することが不可欠です。
さらに、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)や初期型CVTの変速ショックにも注意が必要です。低速走行時や微速バック時にジャダー(細かな振動)や息継ぎのような挙動が出る個体は、トランスミッション内部の摩耗が進んでおり、ASSY(丸ごと)交換のリスクを抱えています。加えて、水没歴や激しいオフロード走行歴の有無を見極めるため、下回りの泥詰まりや錆び、フレームの擦り傷の確認を怠ってはなりません。