「マンサクに似た花」として最も混同されやすいのが、同じマンサク科に属するトキワマンサクおよび園芸品種として大人気のベニバナトキワマンサクです。
マンサクとトキワマンサクの決定的な違いは、以下の3点に集約されます。
1. 葉の有無(常緑か落葉か):
マンサクは冬に葉を落とす「落葉樹」のため、花が咲くときは枝に葉が一切ありません。一方、トキワマンサクは名前の通り「常緑樹(常盤=常に緑)」であり、卵形の小さな濃い緑葉(または銅葉)がびっしりと茂った状態で開花します。
2. 開花時期(季節のズレ):
マンサクが2月〜3月のまだ寒冷な早春に咲くのに対し、トキワマンサクの開花時期は4月中旬〜5月の晩春から初夏です。春本番を迎えてから咲く花木であるため、見かける月が明確に異なります。
3. 花の色と咲き方:
原種のトキワマンサクは白〜クリーム色(淡黄色)の細いリボン状花びらが6〜8本ほど束になって咲きます。生垣として近年急速に普及しているベニバナトキワマンサクは、鮮やかな濃いピンク色(赤紫色)の花を枝いっぱいに咲かせ、遠目からでも強烈な存在感を放ちます。