ネット上で最も深刻視されているのが、「シーバを食べさせると塩分過多で腎臓病になる」という説です。結論から言えば、シーバの塩分濃度が他の一般的なキャットフードと比べて異常に高いという客観的事実はありません。
一般的な総合栄養食キャットフードに含まれるナトリウム(食塩相当量)の基準は、ペットフードの栄養基準を定める米国飼料検査官協会(AAFCO)により、成猫の維持期で最低0.2%以上と規定されています。シーバ デュオのナトリウム含有量もこの基準範囲内に収まっており、人間が舌で感じるような「濃い味付け」で作られているわけではありません。猫の嗅覚や味覚を刺激しているのは塩分ではなく、独自の油脂コーティングや酵母エキス、アミノ酸の配合比率です。
多くの獣医師の見解においても、「シーバを与えたこと自体が直接の原因となって慢性腎臓病(CKD)を発症する」という因果関係は否定されています。猫が腎臓病になりやすい根本的な理由は、砂漠出身の祖先を持つことによる尿濃縮機構の負荷や、加齢に伴うネフロンの減少、さらにはAIMタンパク質の機能不全など遺伝的・生理学的要因によるものです。塩分を過度に恐れて総合栄養食を避けることよりも、十分な水分摂取量を確保し、定期的な血液検査を行うことこそが医学的に推奨される予防策です。